文:宮崎陽介 坂元大地 |
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宮崎 | どうもー!! | ||||
坂元 | ど、・・・・どうも。 | ||||
宮崎 |
オーイエー!! | ||||
坂元 | なんかベタだけど微妙だなー。 | ||||
宮崎 | いいの。トラップだからね。いいの、こんな感じでやっとけば。 | ||||
坂元 | 宮崎さんはいつも100%だねッ! | ||||
宮崎 | そうさ!100%が気持ちいいのさっ!バヤリースバヤリース! | ||||
坂元 | そうかっ!俺もテンションあげてくよっ!バヤリース! | ||||
間。 | |||||
小さい声で「あれ?バヤリースって100%ジュースだっけ?」と心配そうに周囲に聞いて回る宮崎。 | |||||
坂元 | 宮崎さんって何歳ですか? | ||||
宮崎 | え?・・・・・あっ・・・・ああ。えーっと今年でもう23歳。坂元君は21だよね。 | ||||
坂元 | ええ、3月で22になります。 | ||||
間。 | |||||
小さい声で「・・・・ねえ、バヤリースって本当に100%なの?ほんと?嘘ついてない?」と後ろの席の小道具係の女子に絡む宮崎。 | |||||
坂元 | なんか、もう、やめましょう!もっと楽しい話題を!もっと、なんか盛り上がりましょーっ!・・・・・森首相はどう思います? | ||||
間。 | |||||
宮崎 | 退陣不可能だね。(ふぅーっと煙草をふかしながら) | ||||
間。 | |||||
宮崎 | 家賃払ってねぇなー。 | ||||
坂元 | (心の声で)うわぁっ!どーしよーっ!何?この空気は?宮崎さん、なんで煙草吸ってんの?紙の上で交換日記みたく会話してんのに。家賃払ってねえって言われても・・・・。あー、なんか処理に困る。 | ||||
と自分も紙の上なのに心の声を書き出す坂元。ヤバいぞ。この企画、このまま共倒れか? | |||||
坂元 | 宮崎さん!女性のタイプは!そうだ!共演者の女優さんの中で好みのタイプっ! | ||||
宮崎 | ・・・・・昨日、俺、財布おとしちゃったんだよなー。(煙草を揉み消しながら) | ||||
坂元 | (心の声)何?えっ?ボケ?ボケなのかな?突っ込まなきゃいけないのかな?これは試練なのかな?宮崎さんは俺を試してる?なんて突っ込もう?のり突っ込み?・・・・いや、違う!ここはベタにいこう! | ||||
長い。坂元さん、心の声長い。落ち着いて考えれば分かるはずなのに。そう、奴が全てを狂わせる。 恐るべし、宮崎陽介。恐るべし、大きめのニット帽をかぶってはしゃいでずり落とす男。 | |||||
坂元 | なんでやねんっ!(心の声)うわーい!間違いました!ごーめーんっ! | ||||
この後、なんかゴチャゴチャ書いて消してある宮崎っちの文章が。ごめん。載せる。 | |||||
「宮崎 (心の声)うわあ。この人おもしれーや。突っ込みうまーい。やべえなあ。これボケろってことなのかなあ・・・・。」 | |||||
「宮崎 まあしいて言うなら水野美紀かなあ・・・・。」 | |||||
さあ!これを!これをわーって消して書き直した文章はどんななんだ?あんた!! | |||||
宮崎 | ・・・・・あ、コタツのスイッチつけっぱなしかも。 | ||||
なぜ書き直した?これと水野美紀はどう違う?教えて。気になって眠れないよ。 | |||||
坂元 | くっくそぉぉぉっ!本谷さん、あんたのせいだ!おい本谷!もう呼び捨てだ、てめー!公演終わったらきっと刺す。絶対刺す。バタフライナイフで!!(心の声)ま、最初はこんなもんでしょっ!! | ||||
こんなもんなのか。「最初は」という言葉はどういう意味?続くのこれ?なんか知らんけど最後あたしのせいにされてるし。 つうかあんたら稽古集中してよー!宮崎さん、ニット帽でかいんなら取りゃいいじゃーん!坂元さん、女子のおっぱいがぶるんぶるん揺れるパラパラ漫画、台本の隅っこに書くの止めてよー! | |||||
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