文:坂元大地
   
   おはようございます。こんにちは。こんばんは。(御覧になった時間帯に合わせて使いください。)
 2月8日、朝6時10分起床、重いまぶたを親指と人指し指で、カッと見開いてみるものの、まだ眠い。「二度寝しよう。」心の悪魔がそうつぶやく。目覚まし時計を10分ずらし、再び万年床に潜り込む。
 10分後、当然だが目覚ましの音に、ぐったりとした手足を持ち上げ立ち上がって用を足す。すっきりとボウコウを空にして、顔を洗い歯を磨き、適当に厚着をして、まだ薄暗い朝に、駅に向かって15分の道を歩 く。
 途中、自動販売機でコーヒーを買おうと思い財布を覗き込む、10円がちょうどな い、200円玉を自動販売機へ。お釣80円が統べて10円だった。
 駅に到着して、500円玉で230円の切符を購入。お釣が全部10円玉だった。
 バイト先で、休憩中に自動販売機で、「まさか」と思いながらおそるおそる200円玉を入れた。何と80円は、10円玉。 昼休みに売店にて煙草とお茶と弁当を買う。計920円、1000円札を出してみ よう。「50円切らしてるから10円玉でいい。」と、売店のおばちゃん。何だか財布がどんどん重くなってゆく。
 5時30分本日の仕事終わり。我が家に戻るため、自宅までの切符を買う。230 円。財布の中には数えきれないほどの10円玉。「いや、そんなバカな!そんなはずは ・・・」1000円札を入れてみる。(ここからはスローで、)自動改札機のお釣り受 け取り口に、500円玉が落ちる。「ハッハーざまーみろこのやろーっ!」次の瞬間、10円玉、10円玉、10円玉、10円玉、「えっ」10円、10円、10円、10円、10円、10円、「えーっ!」もはやラスベガスのスロットマシーン状態。今夜、何かあるぞ!
 
   
| 公演情報 | 地図 | 居間 | 物語 | 役者紹介 | 役者ちゃん | 後日談 | TOP |