第三回 仮面の回(03/05/03更新)
こんにちは、稽古場風景第3回です。ある日、わたしが稽古場風景の素材をコソコソと作成していると、背後から松吉さんが忍び寄ってきて「いいネタ、あるんだけど」と呟きました。というわけで、今回は松吉責任編集!果たしてこれはほんとうに「いいネタ」なのか!?皆さんの目で判断してください。
1
「だって小鳥が遠くへいってしまって届かないんだもの…」
コホン。もう一度一度。「だって氷がトルエンにはってしまって溶けないんだもの…」
嗚呼!駄目だわ!
わたし、仮面が被れない!
2

駄目、わたしもう駄目、出来ない…

「あんたがそんなことでどうするの!」

本谷先生からの激しい檄が飛んでも
わたしは飛べない小鳥のまま…。

3
ふう、どうしたらいいのかしら。
このままじゃわたし役になりきれない。
度重なるイジメ。ダンスシューズには画鋲。
眼鏡には指紋、被れない仮面…
こんなとき、あの人が居てくれたら…。
4
!!
紫のキャベツ!
画鋲入りのシューズの上に紫のキャベツ!(1/4)
5

嗚呼、紫のキャベツのひと!
朝子を、朝子を見ていてくれたのね!
値札にSEIYUって書いてあるけど
近所のスーパーで買ったのかな!
わたし、わたしがんばる!

6
今ならやれる!
紫のキャベツのひと、見ていてください。
朝子は今、鳥になります!
大空高く舞います!
だからみんな、観にきてタイニイアリス!
わたしの小躍りを見て!
そして紫キャベツちょうだい!
はい。松吉さんの精新世界ってすごいですね。
なぜか福本さんだけに注目っていうもすごいですね。
次回更新は果たして出来るのか。公演中もチェックしてみてください。その前に、こんな稽古の結果を確かめに新宿ライニイアリスへ皆さんお揃いでどうぞ。
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