西暦2001年、日本。
とあるさびれた遊園地を経営する男は、テレホンクラブで知り合った女性達を監禁し、リサイクル活動と称する肉体重労働により、「女電力」なるものを発電させていた。育成プロジェクトは7人で実施、女達は「世の中の役に立つことが出来るとみなされた時点で、地上へと解放してやる」と言う男の言葉を信じ、朝から夜まで薄暗い地下で電気を作り続ける。

人生で何一つ派手なことの無かった女、七城エーコは自分を変えるべく初めて手を出したツーショットダイヤルで出合った不能者・井上トシローに拉致され、遊園地の地下に連行された。酷い暴行による気絶から覚めたエーコに、指導係の籠村シマコと名乗る女が「リサイクル生活」の開始を告げる・・・・。

女達を試すため、「使いたかったらいつでも使っていい」と部屋には弾が込められているか不明なマシンガンが無造作に吊るされ、それと連動してモニターがいつでも彼女達の行動をエンターティメントとして監視している。

プログラムの中に投げ込まれたエーコを含む7人は様々にポジションを決め、行動する。殺す者、殺せない者、自殺を図る者、狂う者。仲間をつくる者、孤独になる者、信じることが出来ない者、なお信じようとする者。愛する気持ちと不信の交錯、そして流血・・・・・。

ギリギリの状態における女達の、絶望的な心理合戦を描いた問答無用、凶悪無比なデッド&ポップなデス・ゲーム芝居!

(注意・後半3行はバトルロワイアルのあらすじをそのまま使用させていただきました。本当はそんな怖い内容ではありません。)


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