「石川県伍参市」出演者スペシャル対談
第四回
横畠愛希子×竹厚誠 page04

――横畠さんってイメージでは飄々としてる感じなんですけど、意外と考えちゃう人なんですね。

(横)でも、みんなそうだよね。考えてるようで考えてなくって、考えてないようで考えてるっていう。

――竹厚さんも、あああー(悩むポーズ)ってなったりするんですか?

(竹)僕は…うーん、ならないですね。結構、悩んじゃう人とかいるじゃないですか。そういうの見ると、こういじめちゃうんですよね。

――あはははは。え、劇団本谷でのターゲットは誰ですか?

(竹)いや、今回いないんだよねえ。

(横)まだいないんだ。

(竹)(本谷とは)別のとことかさあ、ひどかったよ。話し合いとかで「私もうできません!」とか言って泣いて出てっちゃう人とかいて。そういうのを笑って追いかけて「お前、全っ然ダメじゃん」とか言って。

)きゃはははは。

(竹)楽しいんだよねえ。

(横)その感覚は分かる気がする。

(竹)でも俺は素直だよ?

(横)あ、私も素直だけど、なんか極端な人を見るとちょっとバカにしちゃうとこはある。冷静に冷めてる自分がさ、「え、そこまで思いつめる状況か?」みたいなさ。割とこう、極端な人をいじめる傾向がある。

――ああ。でも極端な人にとっては、冷めてる人がありがたいこともあるじゃないですか。でも二人はありがたい存在にはならないんですね。火に油を注ぐ二人。

(竹)そうそうそう。

(横)そうだねえ。なんかこう面白がっちゃう。……よくないね。

(竹)よくないね。でもそういうのをやると、退屈な日常がさ、ね。

――じゃあ今回の稽古場でも是非モルモット的人材を探して。

(竹)そんなのいないですよう。みんないい人たち。おもしろいし。俺、好きだな。イヤな意味じゃなくて。

(横)うん……そうだね。

(竹)僕は知らない人たちの集まりとか結構苦手だったりするんだけど、今回はみんなを信頼してるしね。めずらしいことですよ。

(横)ふーーん。

(竹)まあ、俺に褒められても何もないけどね。

――じゃあさっき言った、気を遣ってるっていう状態も自分の中ではリラックスしてるんですか?

(竹)うん、してるしてる。ってかごめん、俺あんま気、遣ってないかもしれない。

(横)あっはっはっは。福本さんは?

――リラックスしてますよ。うわーい!たっのしーー!(比較的死んだ目で)

(横)ふーーん。

――ああ、もう時間がない。

(横)最後になんか〆る?

――じゃ、コンプレックス言って終わりにしよう(超適当)。

(横)体のコンプレックスね。

(竹)えーー、なんだろ。体のねえ、いっぱいありすぎて言えないなあ。

(横)なんかあるでしょ。ちょっと人に言える程度の。

(竹))うーんとねえ…

(横)(真顔で)竹厚さん、のどぼとけが無いよね。

(竹)(キョトンとしてる)

(横)うん、全然ない。おかしいよ。

(竹)………。

竹厚さん、何も言わないうちに体のコンプレックスがひとつ増えてかわいそうでした。横畠さん、素直なのはいいけど真顔はもうちょっと緩めてください。竹厚さんがキョトンとしてしまいますので。
さて、対談は今回をもちまして終了です!飲み好きだということだけでなく、ちゃんと出演者の魅力は伝わりましたでしょうか。本番も近づきつつあり、酒の量だけでなくファイトも増してきています!みなさん、劇団、本谷有希子の「石川県伍参市」、どうぞご期待ください!



のどぼとけの存在を主張することで男度をアップしたかった竹厚さん、間違って鬼畜系になっちゃいました。

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