「石川県伍参市」出演者スペシャル対談 第一回 富岡晃一郎×本谷有希子 page02
――私は何回か(四回!)出演したことあるんですけど、前は制約っていうか結構細かく演出つけてましたよね。でも回を追う毎にだんだんゆるくなってますね。それはやっぱ役者が本谷さんの脳内の理想を上回るものを出してくれるようになったからでしょうかね。 (富)ふくもっちゃん、すげーイイコト言い始めたー。 (本)そうそう、役者に任せられるからね。 (富)おもしろいメンバーだよね。 (本)うん。もう役者とか役がバンバン一人立ちしてくれるなっていう。その辺は今回すごい期待してる部分。初の男主役やし、本谷有希子の作品っていうのからはちょっと離れるんじゃないかな。 (富)そんなことはないと思うよ。やっぱ本谷の作品だよ。 (本)(聞いてない)ああ、でもなんでひねくれとるとか思われるんかな。引きこもりとか言うからかな。でも引きこもり題材にしましたーとかはすごい嫌なんだけど。ダサいし恥ずかしいし。 (富)ああ、そういう恥ずかしさはあるんだ。 (本)あるある。今回も、引きこもりを書いとる感じじゃなくって世界を遮断しとる人間を書いてるのであって、それが社会的に「引きこもり」に当てはまるだけで…… ――って、もう時間が無いのでぇ… (本)あれ?これちょっと、富岡インタビューって言うか、え、あたしばっか喋ってない?じゃ後半は富岡さんのこといっぱい聞こう。
苦悩する富岡氏。大好きなウーロン茶1リットルパックも目に入らないご様子です。