――車でどんな話してるんですか?
(横)あのね、家庭の事情とか(笑)
――あはは。えっと今まで対談してもらった役者さん達は稽古場が楽しいとか言ってて、役者同士の信頼関係もできてるとかなんとかかんとか。
(横)ああ、でもなんか今までとは違うってのは思う。
(竹)今までっていうのはこの劇団のこと?
(横)うん。私はとびとびで三回出てるんだけど、年齢層がもっと低かった。
――今までは横畠さんが最年長でしたもんね。
(横)うん、今回も……。
――あ…。今回は同年代が多いですよね。そういうのはやりやすいとかあるんですか?
(竹)多少はあると思いますよ。稽古場の雰囲気もいいですよね。
――竹厚さん、ちゃんと…こう……と、溶け込めてます?あ、いや、変な意味じゃなくってぇ…。
(竹)溶け込めてますよ。気は遣ってるけど。気遣いの押し売りみたいに。
(横)(低い声で)あっはっはっは。
――(息を吸いながら)ひっひっひっひ。
(竹)…そうでもないのかな。でもポーズだけは崩したくないな、と。
(横)ポーズ?ふっはは。
(竹)ふひひ。
――いいのか?それ。
(竹)よくないね。
――今回は、出演したことがある人とか前から知り合いだった人たちとかがいる中で、竹厚さんだけ別のとこから現れたって感じがしますよ。
(横)見た目っていうか佇まいがね。
(竹)タタズマイってなんのこと?
(横)あっはっはっは。
(竹)最悪にバカだね(笑)
(横)いやいや。何ていうの、距離感とか。
(竹)また言った。
(横)え?ああ、前も言ってたね。なんか、「俺が飲みに誘ったりすればいいのかなぁ」とかって。「俺の位置的なものをアピールできるのかな」的なことをね。
――位置は今でも十分あるじゃないですか。
(横)本人はね、周りの予想以上に溶け込んでるって言うの。
竹厚「俺、めちゃめちゃ気を遣ってますよぅ(卑屈に)」
横畠「はっはっはっは(低い声)」